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Notes マイグレーション推進部隊のご紹介

はじめに− Microsoftがビジネス向けに提供しているサービスは非常に多くありますが、「SharePoint(シェアポイント)」と呼ばれるサービスは、十数年以上前から提供されているので名前だけなら知っているという方は多いのではないでしょうか?
SharePointは言わば「ファイル・情報共有サービス」であり、業務におけるファイルや情報を全て一つのシステムに集約することができます。これによりファイル・情報共有に効率性が生まれ組織内のコミュニケーションや業務を円滑にしてくれます。
しかし、SharePoint開発者不足から思うように社内IT活用が進まないとお困りの方も多いはず。


私達コウェルのSharePointチームは、NotesマイグレーションやSharePointマイグレーション、SharePoint Online開発やワークフロー開発まで幅広く担当しお客様のお悩み解決の支援をしています。当社のSharePointチームの紹介や当社サービスの活用方法、OFFICE365等についてエンジニア目線で様々な情報を紹介していきます。
今回は「マイグレーション推進隊(愛称)」のメンバーをご紹介。私達はオフショア開発会社なので開発拠点はベトナムのハノイ・ダナンにあり、日本側でお客様のサポートを行っています。
日本とベトナムの各メンバーからSharePointサービスを立ち上げの経緯や仕事をする中で大切にしていること、Coibumi移行ツール開発秘話などをインタビューしました。


1.日本チームの頼れるリーダー/浅沼 豊

➖SharePointサービス立ち上げの経緯、プロジェクトチームのミッション、Coibumi移行ツール開発の目的とは?

浅沼豊

所属(役職):JPマネージャー
職務経歴:大手SlerでのSE経験を経て、その後大手企業の情報システム部門で社内SEとして計画立案から運用保守などに従事。コウェル入社当社は、グローバル開発の日本側エンジニアとして、主に業務システム系の案件を担当。

Q)SharePointサービス立ち上げの経緯は?
ーA)私は前職でOFFICE365の導入、SharePoint導入経験からSharePointの開発者不足を実感していた為、それをチャンスと捉えコウェル社内でSharePointチームを立ち上げる提案をしました。その後タイミングよくスキルの豊富なエンジニアの入社が相次いだことでチーム立ち上げが実現。さらにNotesからグループウェアへ手動でデータ移行を実施したことで移行ツールの重要性も感じプロダクト製品の充実へのするべき方向性が見えてきました。

Q)プロジェクトチームのミッションとは?
ーA)世界の中でSharePoint開発と言えばCo-wellと思ってもらえるようなチームを目指すこと。 アセスメントフェーズからデータ移行フェーズまで担当できるエンジニア集団であり、 スキルもNotesマイグレーションやSharePointマイグレーションやSharePoint Online開発やワークフロー開発まで幅広く担当していきます。

Q)当社開発のCoibumi移行ツールの開発目的は?
ーA)移行元システムと移行先システムでフレキシブルにデータ移行ができるシステムを開発提供したいとの思いから開発を始めました。


2.ベトナムと日本をつなぐ司令塔/Hai TH

➖BSEとしての役割が大きい日本側チームリーダーのお客様と仕事する中で大切にしている事は“お客様との認識合わせに細心の注意を払う”

Tran Hong Hai

所属(役職):JPチームリーダー
職務経歴:長く大手企業に勤務し、3年前に来日。SharePointの開発経験やNotes からのマイグレーション経験も豊富。

Q)お客様と仕事する中で大切にしている事は?
ーA)お客様との認識合わせに細心の注意を払うことです。
Notes移行案件は複雑度が高くエンジニアが少ないにも関わらず、アプリケーションの種類が多く、個人でカスタマイズの部分も多いのです。さらに技術上、NotesからMicrosoft SharePointへ全く同じ機能をそのままに移行するのが難しいため、少なからず元環境と比べて変更があります。よって、顧客とBSEやオフショア開発チームの認識を合わせることが重要です。認識が違うと修正に時間がかかり、あるいは最初からやり直しが発生する可能性があります。納品期間とコストに影響するため、リスクを減らすように以下3つの対策を考えています。

① BSEと顧客間の認識合わせ:BSEが顧客側にて作業しアプリのビジネスを理解、不明点等を顧客と相談します。議事録をとり会議後、顧客とオフショア側に送付して確認します。

② BSEとオフショア間の認識合わせ:認識のズレを起こさない様に設計相談を綿密に実施。進捗状況を追跡し、品質保証のために毎日打ち合わせを行います。

③ 顧客とオフショア間の認識合わせ:顧客が移行先のアプリの概要を理解し、問題なく作業できる様に基本設計段階でプロトタイプデモ会を行います。又、大きいプロジェクトの場合、開発段階ではオフショア側でサポートする顧客側担当者をアサインすることを提案します。

続いてはベトナム開発チームの紹介です。

ベトナムsharepointチーム

2018年5月にSharePointチームが立ち上がり、優秀な人材が集まり皆リーダーレベルです。構成人数は、 BSE:1名:(元々開発者で直近3年を日本にてBSEとして案件に参加。PMP保有) DEVL:2名:(SharePoint案件について約5年の経験) 開発者:4名(4〜5年開発者として案件に参加) QA:3名(内ISTQB保持者1名) 翻訳者:1名:4年間ずっとSharePoint案件に参加。


1.開発チームを束ねるDevリーダー/Chau NN

➖開発現場リーダーが語るCoibumi移行ツール開発秘話

Nguyen Ngoc Chau

コウェルアジア入社:2018.03
個人目標:マネジメントを強化―PMP等のプロジェクト管理コースに参加し資格取得を目指す、Azure、SharePointに関する新しい技術の知識を把握する。

Q)Coibumi移行ツール開発秘話を教えてください
ーA)当初Coibumi移行ツール開発には様々な壁がありました。
例えば、顧客各々のビジネスに合わせ、柔軟に対応できるようにツールの拡張性や柔軟性が必要であること、チーム内にNotes、SharePointや移行プロセスの経験を持つメンバーの不足、短期間でSharePoint On-Premise、Lotus Notesの各バージョンにツール対応ができるように開発し、高品質を保証しなければならない等です。
では、私達はどの様にこれらの問題を解決したのかですが、 まず、私達はLotus NotesからSharePointへの移行プロジェクトの実際の経験を基に市場に出ている移行ツールのメリット、デメリットを評価し、最適なプロセスを作成しました。 その上で、完成ツールの目標、機能をチーム全体で共有し、NotesやSharePointの知識と移行プロセスを各メンバーにトレーニング。品質保証では、テスト対象バージョンが多く、各バージョンの機能毎にテスト行うためにNotes/SharePointからSharePointへの移行作業の実際の過程シナリオ同様にテストを行いました。


2.開発チームの中枢Dev リーダー/Khau TV

➖大切にしている技術的観点は「No Code Is No Bug」

khautv

コウェルアジア入社:2018.05
個人目標:BSEを目指し現在日本語勉強中。Microsoftの各証明書を取得や Lotus Notes、SharePoint、Office 365、Azureなどの知識、経験を積むこと。

Q)大切にしている技術的観点を教えて下さい
ーA)Notes移行をはじめ、異なる環境でプラットフォームAからプラットフォームBへ移行する作業は様々な問題が発生します。Notes移行は機能(UI/UX)とデータ移行があります。
私達のCoibumiツールではデータ移行が本当に簡単になります。このツールによって様々なデータに柔軟に対応し、データ移行の問題の多くは解決できます。現時点でツールはIBM、SharePointのみでのサポートですが、将来的には他のグループウエアもサポート可能です。
機能移行(UI/UX含み))で顧客は元環境と全く同じように開発を望むでしょう、しかしカスタマイズが多くあるためバグ発生率は高くなります。 その場合にUI、操作等の変更を顧客と相談しながら進めることでカスタマイズし過ぎず、正しく処理されやすくなります。技術面において注意すべき観点は「No Code Is No Bug」ですね。
また、設計段階から顧客に移行方針を提案し様々な方法の各メリットとデメリットを説明した方が顧客の求める最適な方法を選択できます。

おわりに
今回は弊社のNotes マイグレーション推進部隊についてご紹介しました。

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